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ミス・サイゴン
ミス・サイゴンは、ベトナム戦争末期のサイゴンの青春バーで働くベトナム人少女キムとアメリカ大使館の軍属運転手クリスの悲恋を描いたミュージカルである。1991年に初演されたウエストエンドミュージカルである。日本やアメリカなど多くの国々で上演され、ブロードウエーではロングラン公演歴代9位を誇る。
1975年、ベトナム戦争の終焉時期が舞台である。ベトナムの田舎娘、キムは首都サイゴンまで逃げていた。当時17歳、家を焼かれ、家族を失ってのことである。そして売春宿で働くことになり、そこで最初だったのが、アメリカ兵クリスだったのである。キムとクリスは一晩だけの契りのはずでしたが、互いに引かれ始めたのである。
アメリカの支援する南ベトナムと、ソ連が支援する北ベトナム(ベトコン)は、ベトコンが優勢でアメリカ軍はベトナム撤退を決意した。1975年、ついにサイゴンは陥落し、アメリカ軍は全面撤退する。キムとクリスは離れ離れになり、クリスはアメリカで結婚する。一方、キムも婚約者の執拗な追跡を拒み、クリスとの間にできたタムを抱えて逃げた。
1987年、ベトナム帰還兵がベトナムに残してきた子どもの支援活動の集会で、クリスはキムがバンコクで生きており、子どもがいることを知る。キムは、バンコクを訪れたクリスに会いにいくものの、彼には妻がいることを知り、身を引く。自分がいてはタムもアメリカへ行けないことを悟り、自ら命を絶ったのである。
ストーリーには、イタリア・オペラ『蝶々夫人』や、フランス戯曲『マダム・クリサスマム』がベースとなっている。
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